バドミントン教育プログラム開発研究所へようこそ

第4号

■発行日・・・2025年7月1日

                 ラケットのガット張りについて

 皆さんは、バドミントンラケットのストリング(以下、ガットという)を自分で張っているでしょうか?私は、バドミントンを始めてからおよそ50年ですが、当初からの延べ張り数は1000本を優に超えていると思います。

 体育系大学に入学すると同時にバドミントン部に入部しました。当時は、木製のラケットが殆どで、2年生になったころからヨネックス社製の「ブラッキー」が登場したように記憶しています。木製ラケットは、プレス用具をかぶせて4か所を留めるものでした。「ブラッキー」は、スチール製なので前述の用具を必要とせず、ラケットケース(ヘッド部分だけのもの)にしまうだけで大丈夫でした。

 貧乏学生だった私は、ラケットのガットが切れると自分で張ることにしました。ガット張り道具(写真:相当の年代物です)をいつ購入したかは記憶にありませんが、おそらく学生時代です。最初は、先輩か同級生の経験者に張り方を教えてもらったように思います。ラケット全体(縦張りと横張りができて完成)を手張りするのは容易ではなく数時間かかります。また、部分的(縦か横の一部分を張ること)に補修することも行いました。指導者になってからは、新製品のラケットを購入する場合だけ、業者さんに機械張りを依頼することもありました。専任教員になる前の非常勤講師先の大学では、無料で手張りしたことも多々ありました。

 近年(20年前)では、業者さんが使う機械よりも安価な機械を研究費で購入しました。そのため、大学の授業用ラケットは手張りではなく、機械で張ることがほとんどになりました。教材費や研究費で200mのガットを購入しておき、切れた時には暇を見つけては、張るようにしていました。バドミントンの専門家としては、ガットを張ることは当然と考えていたところがありました。

 専任教員を退職後、県内の大学で非常勤講師をしています。ふたつの大学で幸いにもバドミントンを教える機会をいただいています。そのため、相変わらず、自前の機械や時には手張りによって、切れたラケットのガットを補修しています。ただ、近年はめっぽう老眼が進んでいて、張るのにも苦労するようになりました。1本のラケット全体を張り上げるのに、1時間以上もかかってしまいます。