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第1号

■発行日・・・2025年4月1日

次期小学校学習指導要領(解説を含む)でバドミントンに関わる記述がなされる可能性

 パリオリンピック大会並びにパラリンピック大会が終わって半年余りが過ぎました。日本選手団のバドミントン競技での活躍を振り返ってみますと、前者では女子ダブルスの志田千陽さんと松山奈未さんの(シダマツ・ペア)と混合ダブルスの渡辺勇大さんと東野有紗さんの(ワタガシ・ペア)が共に銅メダルを獲得しました。後者では、男子シングルス(WH2)の梶原大暉さんと女子シングルス(WH1)の里見紗季奈さんが金メダル、女子ダブルス(WH1-WH2)の里見紗季奈さんと山崎悠麻さんペアが銀メダルを、男子ダブルス(WH1-WH2)の梶原大暉さんと村山浩さんペアが銅メダルを獲得しました。その他の選手は惜しくも入賞を逃しましたが、観る人たちに多くの感動を与えてくれました。改めて、大きな拍手を送りたいと思います。

 加えて、先日(3月16日)行われたバドミントンで最も権威のある全英オープン選手権においても、志田千陽さんと松山奈未さんの(シダマツ・ペア)は、日本人同士の決勝戦に勝利して、2022年以来3年ぶり2回目の優勝を果たしました。同時期、他のスポーツ報道の激化があり、これらの快挙を殆どのメディアで取り上げられなかったことは残念です。
 ところで、学習指導要領の改訂・告示はおよそ10年に1回です。現行の小学校学習指導要領解説体育編(2017年7月)における「ネット型」には、次のような例示がなされました。

<中学年>ネット型ゲーム
〇ソフトバレーボールを基にした易しいゲーム
〇プレルボールを基にした易しいゲーム
〇バドミントンやテニスを基にした易しいゲーム
〇天大中小など、子供の遊びを基にした易しいゲーム
<高学年>ネット型
〇ソフトバレーボールやプレルボールを基にした簡易化されたゲーム
〇バドミントンやテニスを基にした簡易化されたゲーム

 上記のように、バドミントンに関わる例示が小学校体育科の「ゲーム」及び「ボール運動」領域において記述されたのは、わが国初のことです。しかしながら、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大によって、現行学習指導要領による当初の教育目標が順調に達成されてきたとはいえないでしょう。

 告示から7年が過ぎ、新学習指導要領及び解説体育編の編集作業部会が文部科学省内外で進められていると考えられます。けれども、直前のオリンピック大会などの国際大会でのメダル獲得数はインパクトが大きいため、次期小学校学習指導要領解説体育編にバドミントンに関わる記述が引き続き例示される可能性は高いと推察されます。